えにし-名前の由来とは

こんにちは。

下野市の炭火串焼き居酒屋「炭やき亭えにし」ブログ担当のクミです。

いつもご来店いただき、誠にありがとうございます。

お客様から、今でもよくいただくご質問があります。

「えにしって、どんな意味があるんですか?」

「えにし」とは、人と人とのつながりや、ご縁を意味する言葉です。

今回は、弟が始めたこのお店の名前の由来と、店名に込められた想いについて、少しお話ししたいと思います。

下野市 炭やき亭えにし|店名に込められた「ご縁」

今は亡き元店長は、若い頃、東京都渋谷区で飲食の世界に身を置いていました。

ある偶然の出会いをきっかけに飲食店経営者と知り合い、料理人としての修業を本格的に始めることになります。

最初に勤めたのは、ハワイ好きなオーナーが営む個性的なレストランでした。

イタリアンと炭火焼き鳥、二つの魅力を持つ活気あるお店です。

そこで店長は、炭の扱い方や焼きの技術を、腕の確かな先輩料理人から丁寧に学びました。

その後、銀座や新宿の人気店、大手企業が手がけるコンセプトレストランなど、さまざまな現場で経験を重ね、料理人としての腕と感性を磨いていきました。

人との出会いが導いた「えにし」という名前

修業時代に出会った人々は、実に多彩でした。

職人気質な人、個性の強い人、寡黙な人、情熱的な人。

楽しい時間も、厳しい経験も、振り返ればすべてが自分を育ててくれた大切な出会いでした。

店長は、後にこう話していました。

「今の自分があるのは、人との出会いがあったから」

だからこそ、自分の店は、人と人とのご縁が自然につながる場所にしたい。

美味しい料理を囲みながら、会話が弾み、笑顔が生まれる。そんな場所にしたい。

そう考えたときに浮かんだ言葉が、「縁(えにし)」でした。

漢字の「縁」ではなく、やわらかく親しみやすいひらがなで表現し、「炭やき亭 えにし」と名付けられました。

書体にも宿る、店長の人柄

店名の書体は、店長が好んでいた相田みつをさんの言葉からイメージされています。

「つまづいたって いいじゃないか にんげんだもの」

その言葉が持つ、肩の力を抜かせてくれるような温かさ。

気取らず、飾らず、人と人が自然体でいられる。そんなお店にしたいという想いがありました。

開店当時、名刺のデザインを担当した私クミが、店長である弟の想いを形にし、みつをさんの書体をイメージしながら、えにしの文字をデザインしました。

炭やき亭えにしを陰で支えてくれた母の存在

開業当初から、お店を支えてくれていたのが、店長の母でした。

のれんやエプロン、座布団カバー、テーブルクロスなど、お店で使う多くのものを手作りし、店づくりに力を尽くしてくれました。

また、店内にはいつも生花が飾られ、お客様を迎える空間をやさしく彩っていました。

当たり前だった景色への感謝

母が倒れ、以前のように動けなくなったとき、初めてその存在の大きさに気づかされました。

いつもそこにあると思っていた花や、手作りの品々。何気ない日常の中にあった母の心遣い。

当たり前のように続いていた景色は、決して当たり前ではなかったのだと、深く実感したのです。

人の想いは、今も店に息づいています

母は2017年、脳出血により倒れ、重い後遺症を抱えながらも、懸命に生き抜きました。

その姿は、私たち家族に、どんな状況になっても最後まで生きることをあきらめない強さを教えてくれました。

弟もまた、母の姿を力にしながら、病と向き合い、最後まで懸命に生き抜きました。

母が注いでくれた愛情。人との出会いを大切にし お客様に笑顔を届けたいと願った弟の想い。

それぞれの想いは、今も「炭やき亭 えにし」という場所の中に、静かに息づいています。

お客様とのご縁が、私たちの喜びに

弟がこの店に込めた、人と人とのご縁を大切にしたいという想い。

その願いは、今も私たちの中にあります。

数あるお店の中から、えにしを見つけてくださった方。誰かに誘われて初めて足を運んでくださった方。そして、何度も暖簾をくぐってくださる方。

その一つひとつの出会いが、私たちにとって大切なご縁です。

私たちは、美味しい串焼きと心を込めたおもてなしで、お客様に笑顔になっていただきたいと思っています。

実は私たちも、お客様からたくさんの喜びをいただいています。

「美味しかったよ」

「ありがとう」

「また来るね」

そんな何気ないひと言や、笑顔でお帰りになる姿に、私たちの心もじんわりと温かくなります。

笑顔をお届けしたいと思っていた私たちが、いつの間にか、お客様の笑顔に支えられている。

そこには、どちらか一方だけではない、喜びの行き来があります。

人と人が出会い、笑顔を交わし、お互いの心に小さな温もりを残していく。

それもまた、「えにし」という言葉に込められた意味なのだと思います。

下野市で、人と人がつながる居酒屋として

炭やき亭えにしは、これからも下野市で、人と人とのご縁が自然につながる場所でありたいと願っています。

美味しい料理を囲み、心がほどけるようなひとときを過ごしていただくこと。

そして、お帰りの際には、少しでも笑顔になっていただけること。

そんな時間をお届けできるよう、これからも一日一日の営業を大切にしてまいります。

縁あって、ここに来てくださる皆さまに、心から感謝を込めて。

今日も、ここに生まれるご縁を大切に。

炭やき亭 えにし


名前の由来、いかがでしたか。

人と人との出会いから生まれた「えにし」という名前。

これからも、そのご縁を大切に、皆さまに笑顔になっていただけるお店でありたいと思っています。

皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。

縁(えにし)

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